巻き爪治療

巻き爪治療について

巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に湾曲した状態を言います。

負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、
その他の指の爪もなることがあります。

巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込んでいき、次第に激しい痛みを引き起こすようになります。

さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合さえあるのです。

また、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。

ですので、巻き爪は見た目が悪くなってしまうだけのことなどと侮らず、
きちんと治療することが大切です。

巻き爪の治療法

巻き爪の治療法には、「手術療法」と「保存療法」の2種類があります。

手術療法

手術療法は、「巻き爪の変形の原因は爪母(そうぼ=爪の付け根の部分)にあり、変形した爪が生えてくる爪母をなくしてしまえば、変形した爪は生えてこない」という考え方に基づいて行われる治療法です。

保存療法

保存療法には昔から行われている「コットンパッキング」と、手術に代わる方法として注目されている「矯正療法」があります。

コットンパッキング

軽度の巻き爪であれば、コットンパッキングを行います。

巻き爪を起こした爪の両端と、その下の皮膚の間に、コットン(綿)を小さく丸めて挿入します。

これだけでも、ある程度の痛みはやわらぎますが、効果があるのは軽度の巻き爪の場合に限られます。

マチワイヤー超弾性ワイヤーとプレート矯正

この矯正方法には、プラスチック性のプレートや、金属製のバネを使用するものや、形状記憶合金のワイヤー、プレートを使用するものまで、さまざまな種類があります。

なかでも形状記憶合金のワイヤーを使用することが多く、このワイヤーの装着は、爪の先の両端の白い部分に穴を開けた後、形状記憶合金のワイヤー(超弾性ワイヤー)を通すだけという簡単な方法です。

ワイヤーの装着自体は数分で完了します。

ワイヤーを装着した時点からほぼ無痛で、装着した当日から入浴も出来ます。
その他の日常生活上の制限もほとんどありません。

ただし、少しずつ矯正を進めていく治療法ですので、4~6週ごとにワイヤーを入れ替える必要があります。

また、爪の変形の度合いによっては、完治するまでに3~8ヶ月程度かかるケースが
あります。

この矯正方法なら、ほとんどの巻き爪に対応出来ますが、深爪をした直後はワイヤーを
挿入するスペースがなくなってしまうため、いったんコットンパッキングで時間稼ぎをするか、形状記憶プレートを使用します。

プレートの装着は、爪に医療用接着剤を塗布し、爪に直接貼り付ける方法をとります。

あとは、熱を持つことで真っすぐになるプレートの性質を利用して、ドライヤーで1日に3~4回温めるだけという簡単なものです。

しかし、矯正力はワイヤーの方が強いので、プレートを使った矯正は、基本的にワイヤーが使用出来ない場合に限られます。

医院概要

なかむら整形外科
■診療科目 整形外科、リハビリテーション科
■院長名 中村 貴
■住所 〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田1-1-8
★駐車場15台完備
■TEL 04-2941-6636
■最寄り駅 武蔵野線「東所沢」駅徒歩1分
■診療時間
外来診療時間 日祝
09:00~12:00
15:00~19:00
[休診日] 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
※午前の初診の方の受付は11:30まで
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